立春を迎え、春へと一歩近づき、もうすぐ歓送迎会シーズンに。
職場の歓送迎会、子育て中のママなら子どもの卒園・卒業に合わせたママ会など、
イベントがあるとついつい食べ過ぎてしまい後々反省してしまう、、、なんてことも。
そこで、食べ過ぎた後、食べた物を脂肪として溜めないための方法を
管理栄養士の植草真奈美先生にお伺いしました。
ぜひ参考にして、美味しく食事をしながら楽しい時間を過ごしてくださいね。
Q: 食べ過ぎてしまった後、どうずればいい?
A.1: 1日3食のリズムを崩さない
食べ過ぎてしまった後、食事を抜いて調整していませんか?実は、食事を抜くと、より脂肪を溜め込みやすいカラダになってしまいます。食べ過ぎてしまっても、1日3食のリズムは崩さず、胃腸に優しいものをとるようにしましょう。また、内臓が冷えると代謝が落ちてしまうので、温かい料理を選ぶことも大切なポイント。おかゆや野菜スープなど、胃腸に負担をかけにくく、カラダの温まるメニューがおすすめです。
A.2: カロリーは抑えつつ、 栄養バランスはキープ
飲み会やビュッフェなどつい食べ過ぎてしまう場面では、食事量はもちろん、油っこい料理が多く、野菜が少ない…なんてことも多いはず。食べ過ぎをリセットしたいときは、揚げ物やこってりしたメニューは控えるようにしましょう。また、食事で意識したいのは「栄養素のバランス」。不足しがちなビタミンやミネラルを含む野菜やきのこ、海藻類などの食材を積極的に取り入れられるといいですね。ビタミンB群は代謝を高めてくれるので、特に意識したい栄養素です。
A.3: 運動も忘れずに
食べ過ぎのリセットには、食事のコントロールだけでなく、運動も欠かせません。「運動」と聞くと、ジムに通ったり、走ったりとハードなものを想像してしまいがちですが、「カラダを動かす意識」を持つだけでも変わります。例えば、通勤中、歩く速度をあげてみたり、階段を使うようにしたり、掃除や洗濯などの家事もカラダを動かす習慣になります。普段の生活に無理なく継続して取り入れられる、カラダを動かす習慣を見つけましょう。
Q:食べ過ぎを予防する 方法ってあるの?
A: よく噛んでゆっくり食べる意識を
食べ過ぎてしまう最も大きな原因は「早食い」です。満腹中枢が働き、満腹感を得られるのは食事を始めてから約20分後と言われているため、それより早く食べ終わった場合、食べ過ぎてしまっている可能性が高いのです。食べ過ぎを防ぐためには、「よく噛んでゆっくり食べる」意識が大切。食材を大きく切る、固い食材を取り入れるなど工夫してみましょう。また、野菜やきのこ、海藻類など食物繊維を多く含む食材から食べることでも、食べ過ぎを防ぐことが出来ます。
★食べ過ぎてしまったあと、脂肪として溜め込まないためにも、ぜひこれらを心がけてみてください。★
この方に教えてもらいました
管理栄養士 植草真奈美さん
管理栄養士、健康運動実践指導者、中学校および高等学校教諭一種免許状(保健体育)、栄養教諭の資格をもつ。スポーツ栄養、離乳食、アレルギー食、妊活食、女性のキレイをサポートする栄養学などを得意とする。